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春樹さんのこと
だいぶ時間が経ってしまいましたが、作家の村上春樹さんがエルサレム賞を受賞されました。
ここ何年か、いよいよノーベル賞?と思いながら期待していますが、
今回はエルサレム賞、、、
あまり耳慣れない文学賞なので、「どんなもんかいな?」と遠巻きに見守っておりました
Wikiなどで見ると「人間の自由、社会、政治、政府というテーマを扱った著作を書いている作家が授賞対象となる」のだそうで・・・

ー実は春樹さんはとても好きな作家さんで
つか、とても好きと言う言葉では言い表せないんですが
好きを越えて、自分の分身というか家族(なんておこがましい!!!)のような感覚を抱いております・・・ー

で、その春樹さんがエルサレムまで出向いてお話しされた受賞スピーチを
最近やっとネットで全文読んだのですが
それが、なんとも、なんとも、春樹さんらしく
あんまりにも胸打つ言葉達だったのでした。

よかったら一読していただければと思います。
こちら

もちろん春樹さんはこれらを全部英文で話された訳ですが
この言葉達の一つ一つが春樹さんによって厳選されて、吟味されて、彼の口から発された、と言うことに感動しました。

自分の立場をちゃんとはっきり話された上で
自分の意見をちゃんと述べること
それが正しいとか、間違ってるとか、幼稚であるとか、偏っているとか、そんなことじゃない
ちゃんと自分の言葉に責任を持って、自分の言葉で話す
しかも、その言葉達の全部が彼のリアルなのが本当にすばらしいとおもったのでした。

今回の受賞に関しても、
いろんなことを言う人たちが居ます。
スピーチの内容にも、彼がエルサレムまで出向いたと言うことに関しても
なんだかんだと、うるさい人たちも居ます。
でも、その人達の言葉が、
このスピーチの言葉に勝っているとは全然思えない。
少なくとも、春樹さんは自分の言葉にはちゃんと責任をとっていますもの。

ほんとうに
自分の責任なんて知らぬ顔で
仮想敵の足をすくうことだけに言葉を費やしているどっかの国の政治家に聞かせてやりたいよ
きっと脳みそが足りなくて理解できないだろうけどね。




| <Back Stage>::日記(みたいな) | 10:56 AM | comments (0) | trackback (0) |
アカデミー賞
決まりましたね。
例年TVにはりついて見ているのですが
今年は、特に思い入れ深いことが多くて・・・
ヒース・レジャーが助演に
日本映画の「おくりびと」が外国映画賞にノミネートされていること
それから司会がヒュー・ジャックマンであること。
なので
すべての家事を放り出して
TVにかじりついておりました汗

結果は


ヒースも「おくりびと」も見事に受賞して
本当にうれしかった太陽太陽太陽
ヒースの受賞には涙が止まらず、画面の前で一人で泣いていました。
おめでとう、欲しかったよね、オスカー。。。
ヒースがあそこにいたら、心の底から楽しんだのだろうと思って・・・

「おくりびと」はあゆみちゃんと12月に見たのですが
本木さんのチェロを弾くシーンがとても心に残っています。

実はこれを書いている今は、まだ主演女優賞主演男優賞の発表がまだなのです
もちろん作品賞もね
主演候補にこれほど興味ない年ははじめてです。

| <Movies> | 01:26 PM | comments (0) | trackback (0) |
4TEEN
Movieじゃなくドラマの方です、しかもオンエアされて1年以上経ってるし、その上WOWOWだからほとんどの人はみれないけどね〜。
でも心動いたので書いておきます。

原作が石田衣良さんです。
直木賞作品なのですね、知らなかった。
なので、心持ちが近しい感じは当然ですが、
私が今回特に肩入れしてしまったのは、うちの息子が今まさに14歳だからなのかも知れません
14歳の少年達4人の一夏の物語です。

そして
私が息子に感じてる違和感
なんかちゃう、なんかユルい、そんなイラつく感じ。。。
それと同じものをオープニングで感じてしまったのでした。

多分、自分が14歳当時ならフンっと鼻にもかけずに見なかっただろう作品です。
自分の14歳とは少し違う14歳、
私は女の子だったし、彼は男の子なわけで、
しかも私は相当にひねくれた女の子であり、彼はまっすぐがモットーの男の子であり、、、

でも、なにかな〜、この気持ちが動く感じって、、、
こいつら4人って
トゲトゲして、イライラして、なにに向かっても反発していた自分の若い頃とは違う
すっごい大人な14歳達、
なにか困ったことが起きたとき、
誰彼かまわず反抗して、当たり散らすんじゃなく
出会った人でも物事でも精一杯受け止めようとする14歳達、
物事をちゃんと解決しようとする14歳達、
なんやろ?こいつら?
今の私よりよっぽど大人だ
フンや!ふんっ!
とか思いながら、気がついたら
どんどん物語に引き込まれてしまいました。

原作のお話が短編集なのだそうで
ドラマの中にもいくつかのエピソードがでてくるのですが
事態に直面した時の彼らの問題の解決方法のそれぞれが間違いなく正しく、なんとも美しい。

早老症という病におかされているナオトに贈られるすごい(爆!)誕生日プレゼントしかり
父殺しの罪をきせられそうなダイに必死で気持ちをつたえようとする手紙しかり
私が一番好きなのは、ドラマの中でもラストシーンに据えられていましたが
拒食症で登校拒否の女の子の久しぶりの登校に、
4人がまるで4銃士のごとく周囲を守って登校するシーンでした。

不良でもなく、
イラついてもなく、
普通の、ごく普通のこいつらが
向かって来る出来事、
向かい風、
に、身体を張っていきやがるのが、
今の私にとってはなんとも切ない光景に写ってしまいました。

もしかしたら
今って、私の頃とは違って
14歳ってこうやってみんなサバイヴしているのだろうな。
ただただ反抗してれば自己表現になっていた昔と違って
大人にならなきゃ、やっていけない時代なのだろうな。
そして
ただぼんやりと世界平和を願っていた私と違って
切実に周囲の人たちの幸せを願っているのが
彼らのリアルなのだろうな。

今が昔と違って14歳が生きていくのに特に困難だとは思わないけど
ガンバレ息子!
と久々に息子と話をしてみたくなったのでした。

| <Movies>::review | 07:58 PM | comments (x) | trackback (x) |
サンフランシスコ
いまさらな感じもありますが。。。
夏の旅行の写真などUPしましたです。
キャプチャなど詳しく書きたかったのですが、くそ忙しく、断念いたしました。
そのうち気が向いたら簡単な旅行記を書きたいです。
よろしかったらご覧くださいませ。

必見は、まりちゃん夫妻のダンスです!!!
なんや、仲良しやんか〜〜〜。。。

←の<リアルなおめ亭>の写真集ですのリンクをたどってください。
顔ばれしているので、簡単ですがパスワード保護をかけています。
パスワードはいつものアレでございます。
詳しくは続き▽を・・・

続き▽
| <Back Stage>::日記(みたいな) | 10:19 PM | comments (0) | trackback (0) |
ダークナイト
今月の映画の日はこれ!とずーっと決めていました。
1日によし!と、あゆみちゃんと見に行き、ちょっと消化不良をおこしたので
(あーもう!脳みそがおこちゃまになってる〜大人の映画がみれないわ!)
と、今日ふたたびブルク7へ。。。

で、で、で、あのね
軽々しく言うもんじゃないですが、、、傑作ですよ傑作!!!!!
劇場でお金はらってみなさい!と、江頭2:50が劇押ししておりましたが
ほんとうだよ!
見ないと損するぞ、これ。
本物の大人のヒーロー映画だぞ!
(なんか誤解を招きそうな表現だな)

ヒース・レジャーの怪演・快演はもちろんで
それなしにこの作品は成り立ちませんが
それ以上に、というかそれを支えるものとして
内容の骨太さと複雑さと大人さと
あと、手抜きなしのアクションが・・・
もう全部が一定基準の遥か上をいってます。
普通の映画が文庫本1冊だとすると
この作品はハードカバーの3冊組、みたいな。
そして、だからこそ
ヒース=ジョーカーのすごみが際立っています。

中身も濃いわ〜
2時間30分、ぎっしりぎっちり、と言う感じ。
長いと感じる間もなく、つか
終わるんかこれ?でも終わらないでほしい〜。
と思いながら見てました。

なんかね、このごろ色々考えることともリンクしていたりして
(普遍的な物語だからでしょうが)
言葉にするの、難しいけど、やってみる
え〜と
全体の幸せを考えること・・・
顔も知らない人を含めての街の大多数の人々の幸せを考えること・・・が
自分と、限られた周囲の人々を幸せにすることと相反したとき
どうするか?
自分が死んで人々が救える、と言うような簡単なヒーローの構図ではなく
手柄は誰かに譲っても、他人の幸せを守ろうと思う?
青臭いといわれてもいいから
私たちはそんなことを考えてみないといけないんじゃないかな?
と、強く思わされました。
ビジネスを盾にすれば、人の健康や命さえ奪うことが悪じゃなくなる今だから・・・

で、お気に入りのシーン
ヒース=ジョーカーが札束の山を滑り降りて火をつけるシーン
なんのCGもなく、さほどのアクションでもないのに
文句なく、鳥肌ものでした!
それからシーン、じゃないけど、バットマンがだんだんアンチヒーローになっていくときに
真実を知っている人が数少ないけれど居て
その人の選び方がセンスあるのですよ〜
希望がある、っていうか、ね。
アメリカではR12が付いたらしいですが
そこは監督は残念だったろうな、と思いました。
子供にこそ見せて考えてもらいたいメッセージもあったんじゃないかな?

見終わって、
「この後の作品がみたいんじゃないかぁ!あたしは!」と叫びました。
この作品を経た、ヒースが本当に見たかった。
ヒースはこの作品で伝説になったけれど、そんなの欲しくなかった・・・
今度は素顔で成長をゆっくり堪能させて欲しかった・・・
はぁ、まだ立ち直っておりませぬ。。。私。

続きに写真↓



続き▽
| <Movies>::review | 10:37 AM | comments (x) | trackback (x) |
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