男の子がバレエする映画?んん?と思ってる方がいたら
だめだめ、必見です!
ジェイミー・ベルくん、赤丸つけといてまちがいないです。
男の子がバレエをする映画だからって
彼はけっしてなよなよした男の子じゃなくて
まるで体操の技に挑戦するようにバレエに取り組んでどんどん上達していきます。
ビリーが踊るシーンは随所に出てきますが
どれもすごくすてき
ちょっとむかしのアステアとかそんな感じです
けっして、すごく幸せじゃない毎日を
周囲の無理解のなかで、おばあちゃんの世話をしながら
けなげにいきてるビリーが
でも、踊っているときは自分の鼓動と音楽の中で
ほほをまっかにして全身で踊る喜びを表してる。
少年役のジェイミー・ベルくんがいいです!
ちょっと難しい顔してることが多いんですがその顔がなんともいえずかわいい
11歳の設定ですが本当は撮影時13歳だったとか
なるほど、「先生僕に気があるの?」
などという台詞も妙なリアル感でちょっと少年越えてるかなーって感じ
でもそこがまた、いいのよ!
これイギリスの炭坑事情なども描かれているのでけっして楽しい楽しい作品じゃないのですが、、、
お父さんは、最初「男はボクシングかフットボールでもやれ!」
といって認めてくれませんし
また、家族をとりまく状況もけっして明るくなくて
結局ビリーの夢を応援すると決めたお父さんが
ストやぶりを決行して
お兄さんのトミーの腕の中で
「あいつは若いんだ、俺と違って若いんだよ」
といいながら泣き崩れるシーンなどは涙なしでは見れません
でも、どうしてかな?
全体が暗くありません。
きっと、ストーリーを動かして行くのがビリーの夢みる力だからなのかもしれない
ポップなBGMも手伝ってか、カラリと明るい仕上がりです。
ラストシーン
ああー、劇場で見たかった~!
とめずらしく悔しく思いました。
みにくいアヒルの子がみごとな白鳥になって、すばらしい飛翔をみせます
もう号泣!
でも、号泣しながら、すごーく元気になってる自分がいました。
夢見ることのすてきさ、夢を叶えるための努力と、本当に好きならそれを辛いと思わない強さ
夢見るって、力技だねえ
私は年をとってしまったのかもしれないなあ