2007,12,16, Sunday
ムーンライト&ヴァレンチノでノックアウトされて以来
ジョン・ボン・ジョヴィがお気に入りなので このごろ彼の作品を続けてみているのですが これが一番いいなあ。 大作ではないけど、あ、なんかいいもの拾った!って感じのうれしい気持ちの残る作品 カメラがきれいです NYの町並みがすごくリリカルに撮れてる 真冬のNYのストリートや、セントラルパークもきれいだし ラストシーンをはじめ何度か出てくる夜明けの光がすごく澄んでて美しいです 。。。真冬って、空気がキーンって澄みますよね、その感じがそのままでてる。。。 でも、なんと言っても見どころはジョン・ボン・ジョヴィの普通のひとさかげんでしょう だって、この人すごーいロックスターなんでしょ?(良く知らないんだけど) そのひとが、刑務所からでてきて、ホームレス暮らしをしながら 自分の人生を一生懸命取り戻そうとするジェイミーをほんとに普通に演じてます たぶん、彼が歌ってる姿を知ってる人はおもしろいと思います だって、ライブではまるで オーラで光り輝いてるじゃないですか、この人 何万人も前にしても自信満々で だから 人生を見失って路頭に迷って、不安でいっぱいで、孤独で でも心は天使のようなジェイミーがこの人に演れるなんて、とっても思えないのに なんの違和感もなくすっと演じてしまっています。 普通に黙ってると、ちょっとこわそうな顔してるんですが にっこりするとホントcute! 観てる方がとろけそうな笑顔になります。 彼の人柄の良さが素直にでてるんでしょうね こっちもにっこりしちゃうシーンがたくさんあります。 いいのか、そんなに無防備で?Rockのひとだろ?って感じ。 たとえば 赤ちゃんを抱くシーンが二回ほど出てきますが 最初の方は本当にうれしそうに赤ちゃんをのぞきこんで、一緒に笑うし 後の方では静かに抱き締めて物陰に隠れてるところで ビミョーに抱いた腕を揺らしてるんですね。 母親やったことある人は 映画の中で子供の扱い方下手な人にイライラした経験きっとあるでしょう? 彼はその点満点です。 その彼が、ふとしたことで出会った中国人の女性に 英語を教えることになるのですが そのレッスンシーンがとてもかわいいの。 英語っても、「Fuck Off!」とか、そんな悪い言葉ばっかり教えてるんですけど(笑) ボン・ジョヴィが、「Row Row Row Your Boat♪」とか歌っちゃうのよ! そのあと「Common wanna you do it!」っていうのは まるでライブのときのノリでちょっと笑えます。 気に入らないのは、ラスト。 ネタばれ覚悟でいってしまえば ここまで寓話にするんだったら、ラストはハッピーエンドにしてくれよ!って感じです。 泣いちゃったじゃないかー!
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10:58 AM |
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