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サイダー・ハウス・ルール(Cider House Rule)
ジョン・アーヴィング原作、ラッセ・ハルストレム監督
もう、黄金のタッグです
主役のホーマー(トビー・マクガイア)の静かな視線が作品全体を流れて
人々を癒していきます
単に青春もの、でもなくて
じつは堕胎というむずかしいテーマも扱っているのですが
とりあげかたがセンセーショナルではなく
普通に語ってくれているところが好きです
ラッセ監督の作品っていつもそうで、政治や宗教や虐げられた人々のこともきちんと描きつつ
それがイデオロギーの押しつけになっていないのがいい
この作品のなかで語られる堕胎ということも
監督&原作者は肯定も否定もせずに
それぞれの女たち(女だけの問題ではないので、もちろん男たち)の状況を
淡々と描いていきます
本当にいつも思うのは
「○○はいけない!」って言うのはすごく簡単で
そういう風に言うことで、自分のアイデンティティが確立したように思えるけれど
大切なのはその時その時、その人その人の状況をちゃんと把握したうえで
どれだけ自分らしくその人らしい判断ができたか、してあげられたか、ですよね
「おやすみ、メインの王子たち、ニューイングランドの王たち」
すてきな言葉です。


追記:
なにか、若いことを書いてていて、照れくさいです。
そういえば
言葉の頭に「絶対」を付ける人は今もきらいです。
その後に「できない」を付ける人はもっときらいです。
| <Movies>::review | 12:58 PM | comments (0) | trackback (0) |









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