2007,12,05, Wednesday
かなり昔の作品ですね。
ジョン・アーヴィング原作です。 原作があんまり好きなので、うらぎられること必至と思っていたのですが 原作のちょっと変わった感じがそのままうまくでてます。 ガープ役のロビン・ウィリアムスもお母さんのグレン・クロースもホント!いい味だしてます ガープの出生の秘密を聞いても ぁ、この人ならやるかもっておもわせてくれるのはグレン・クローズしかいないです。 アカデミーノミネートのジョン・リスゴー (フフフ、助演 男優賞ノミネ!)はいうにおよばずってかんじですね 元フットボール選手のオカマさんなんて!やりがいあったでしょうね いきいきしてるうえに 「私があと1~2秒はやくきがついていたら。。。」などと悔やんだりするところや こどもたちとのチャンバラでお姫様役(大笑い)をしていたりするところぜんぶ かわいくてそのうえリアリティもあって、ほんとキャスティング最高!!! エピソード、エピソードは、とんでもない事件ばっかりなのに この静かな感じはなんなんでしょう 登場人物一人一人がそれぞれにちゃんとじぶんをいきてるからでしょうか? みんながみんな、けっこう過酷な過去を背負っててそれでも おたがいに思いやりを持って生きてる 簡単そうだけど難しいことですよね。 ジェニーと見に行った家に飛行機がつっこんだ瞬間 「同じ場所に飛行機が落ちることは統計学的に皆無だからこの家を買おう!」 っていった明るくて思いっきり前向きなガープが 子供が生まれて、守るべきものができたとき すごく偏狭になってゆく。 人生ながくやってると、大切なものも増えていくし 守るべきものも増えていく、それを守っていくために大切なものを冒す何かに対してどう対応するか。 いろんな意味での「許し」のお話。。。なのかな? あんなことしちゃうプーのことでさえ 監督は決して悪い人には描いてないように思うんですが。 むしろやさしい目で眺めてる。 「人間って、どんなふうにも生きられる、どんなところで、なにをしても、そしてどんなに傷付いても、傷つけられても、生きていていいし、生きていける。そのうえやさしくだってなれるんだよ。」 あの、女達が暮らす海の向こうの空から そんなメッセージをたしかに受けとれます。 なんかね、人生が詰まってるって誰がいったんだっけ? ジョージ・ロイ・ヒル監督 「明日に向かって撃て」「スティング」キャー!!どっちも大好き!) さいごの傑作ですよ!
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12:37 PM |
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