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「博士の愛した数式」
久しぶりにwowowで再見しました。
胸に来るものがあったなぁ。
ああ、傑作ですね。

久々の大泣きしました。

思ったこと、少しだけ。

博士が熱を出して一晩看病した翌日
母は博士が「僕の記憶は80分しかもたない」というメモを見てショックを受ける様子を見てしまいます。
それまでは知らなかったけれど、
これはきっと毎日博士の日常で
博士は毎日、
自分短期記憶障害であることを突きつけられて受け入れる
それを繰り返しているんだ、と。
そして、それを離れた時に思い出します
「博士はきっと今頃、あのメモを見て落ち込んでいるんです」と。

なんかね、沁みたのは
博士の心根の正しさ、というか
記憶に障害があっても
いろんなことを思い出せなくても
24は潔い数字で
28は完全数で
10歳の子供の誕生日は祝われるべきで
子供と母は一緒にご飯を食べるべきで
そんなことが、この人の芯から滲み出てくる
それだけで十分美しい

私も、もしもボケたとしても
心根の正しい人でいたいなあ。
芯に正しいものを持っていたいなあ。

私は、ひどい幼少期を過ごしたので
ボケた時に自分の心の中から何が出てくるのかとても怖いです。
ボケたからといって
人を罵る人になりたくない
人を疑う人になりたくない
どうしたら、いいのかな。


博士は最後にはスーツにつけたメモを全部剥ぎ取って
「もうとらわれない、ゆっくり、自由に生きる」と宣言します。
私には、最初から博士はそんなに不自由に見えなかったんです。
あるがままを受け入れて、静かに生きているように見えていました。

でも、もっと自由になるんだね、博士。
お散歩も行って、キャッチボールもして、お誕生日も祝って、
海も、一緒に見に行きたいね、、、なんか、そう思いました。

| <Movies>::review | 10:23 AM | comments (x) | trackback (x) |
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