やっぱり、一押ししてしまおう!
だいすきな映画です
数え切れないくらい繰り返してみているのですが、そのたびに
「つらくて悲しいこともいっぱいある人生だけど、ちゃんと生きて、ちゃんと愛して、ちゃんと責任をはたして生きて行くことが大切だし、美しいんだよ」っていうメッセージに「ああそうだね」って心をリセットしてもらう気がします。
監督のハルストレム氏や、ディカプリオを初めて知ったのもこの映画でした。
ディカプリオはこの作品でアカデミーにノミネートされていますが、それも当然という名演です
彼が知的障害者という難しい役に取り組んでそれが成功しているというだけでなく
アーニーが天使のように無垢に見えることで、この作品は、いろんな意味で救われていると思います。
アーニーがギルバートより背が高いなんてちっともわからないですよね、彼がうまい俳優だという証明です
ジョニー・デップは後のインタビューで「この作品を撮った頃、僕は精神的にどん底だった」
というような話をしていますが
それもまた、この作品にとってはプラスに働いているのでは?
いろんなところで、心温まるとか、静かな愛の、とか表現されている作品ですが
力強い命を描いた映画だと私は思います。
寡黙で、あまり感情を表に出さずに、でも一生懸命最善を尽くして生きているギルバートの
本当は心の中で燃えている感情や愛や生命が
ラスト近くの家が炎上するシーンにみごとに集約されています。
このラストシーンの、トレイラーが並んでやってくるのを見ているギルバートとアーニー
冒頭のシーンと同じなのになんて開放感にあふれているんでしょう!
とにかく、私の好きなひとがみーんなでてる作品
ジョニー・デップ&ディカプリオ&ジュリエット・ルイス
その上、ラッセ・ハルストレム監督ときたら
一押しは当然でしょう。