2013,06,05, Wednesday
この映画について、今までどうして話してなかったのかな?
大好きで、大好きで、壊してしまいたいような気持ちになる映画。。。 WOWOWで再放送になるというので思い出してしまいました。 ーきっと私の中で、映画というジャンルに入ってなかったのかもしれないなー 初めて見たのは封切りの時 高校2だっけか?大阪南港で特設テントが作られて特別上映された時。 前年公開のツィゴイネルワイゼンで頭ガンッ!ってやられて 大楠道代さんが大好きになり 高校の同級生と初デートで観に行ったのでした。。。 選択を誤ったわ (その後、健康を絵に描いたようなその男子には「君がわからない」と言われて、すっかり振られた) 多分、その頃の自分の状況とシンクロしすぎて現実とごちゃまぜになってしまったのかもしれない 芝居小屋・心中話・二重人格・裏返しの人形。。。 他の人には超現実なこの映画の世界が、その頃の私にはリアルすぎるような世界でした。 心中行きの舟が揺れて進む闇の中の川岸の暗さも クチュクチュと鳴らすほおずきの実の苦さも 松田優作が迷いこむ芝居小屋の役者のおしろいの匂いまで 私には確かに知っているものだったから 恋をしたときの高揚と、ワクワクと、 朦朧と、酩酊と、取り乱しと 行くあてのなさと、あきらめ感と、焦燥感と 陽の反射と、夜の闇と匂い。 全部がここにありました。 色と、匂いを感じるための映画だと思います。 何度見てもクラクラと酔ったような気持ちになります。 「三度びお会いして、 四度目の逢瀬は恋になります。 死なねばなりません。 それでもお会いしたいと思うのです。」 わあ、30年前なのに鮮明に覚えています。 大楠さん演じる品子(この役名がまた、奇遇ですね。品子の役は好きでした。)が松崎に送る手紙の文章です。 映画やお芝居のなかで好きな台詞はたくさんありますが これは 言ってみたい台詞のベスト1か2です。 わぁ。 好きなセリフシリーズ、やってみたくなってきた( ´ ▽ ` )
| <Movies>::review |
11:48 AM |
comments (1) |
trackback (x) |
|
コメント
なんか、難しいぞ!!
| miwa |
EMAIL |
URL |
2013/06/12 10:34 PM |
tP7fBx46 |
コメントする
|