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<ノルウェイの森>
新年の挨拶↑もそこそこですが
今年もよろしくお願いしますm(._.)m


今年最初の映画の日
あゆみちゃん、まりちゃんも一緒に「ノルウェイの森」
今日の感想は非常に私的な話になります
てか、いままでも私的じゃない感想なんてないっちゃないのですが
より一層ってことで・・・
なにせ、
前日からこれを観るというので寝付きが悪く
口にも出せないようなひどい夢を見てしまい
相当な緊張を持って
その上迷ったあげくのなんばTOHOだったのです
ひどい作品だったらどうしよう
いやそれより良い作品すぎて入り込んでしまったら
多分映画が終わっても立ち上がれないだろうな、って
それくらい私には特別の作品だったから。

ー私にとっての
20代の小説「ノルウェイの森」は直子が死ぬ話で終わっている
ワタナベが電話で直子の死を聞いて崩れ落ちるところで
立ち上がれないほど号泣してしまって
私は3週間ばかりヌケガラになった
だって直子さんが生きて行けないなら、私が生きて行けるはずもなく
直子さんがいないのになぜワタナベくんが生きているかも分からなかった
その後日談としてのミドリさんの話など耳にも入らなかったー

あゆみちゃんが見終わった後
「あ〜あたし大人になったわって感じた〜!」と言ってて
本当にそうねって思ったのですが
今日、こうやってこの映画を見れる私でよかった、って

ーあの頃、10代、20代の痛みはいつだって私を蝕んでいて
自覚のないままに、本当に笑えるくらいに私は(自分で)不幸だったー

それを
今日は少し離れて感じることができたのは
周りの人たちのおかげだし自分のおかげ

ー私は自分の直子をちゃんと葬った
しあわせになりたくない、しあわせになっちゃいけないってしか思えなかった
何もかもを自分のせいにして死にたくなるのを止められなかった
そんな自分とちゃんと向き合って乗り越えて来た、って思えたー

私は今やっとちゃんと
「周りの人のためにもしあわせでいたい」って言えるし
今のしあわせを大切にしたいっても思う
一日も欠かさず会いたい人が
毎日ただいまって帰って来てくれるしあわせ
誰かを抱きしめたい時にあったかいものが側に居て
おかまいなくギュっとしていいしあわせ

ー今日の映画で
私の中のこのお話がやっと完結したのかもしれない
20年たって初めて
これがワタナベくんの再生の物語だと感じれたからー

ラストシーンの松山くんの表情がとても良くって、
私はここで昨年来この作品を観ようと決めた時からの緊張感から解き放たれた気がしました。
そして最後のタイトルロールでやっと少し涙しました。


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