2008,05,10, Saturday
ずっと待ってたDVDをやっと手に入れたので、昨日観ました。
久々にDVD2度観した。 いい映画でした。 もちろん、お目当てはジョセフ・ゴードン・レヴィットくん だったんだけど、 そして、彼じゃなければ、ここまで引き込まれないんだろうけど、 良い作品でしたよ〜。 ストーリーは 4年前に自分が引き起こした事故で友人を死なせてしまった上に 自らも高次機能障害をかかえて、暗い後悔と懺悔の気持ちとともに 毎日を生きているクリス(ジョセフ) 頭に大けがを負った為に 記憶は不確かで、文章も拙くしか綴れないけれど 昼は自立支援センターで講義を受け、夜は地方銀行で掃除人をして なんとか人生を立て直そうと日々を送っている そんな彼が、ある日立ち寄ったバーで ゲイリーと名乗る男に出会う、 「お前、クリス・プラットだよな?あの事故のこと聞いてるよ、大変だったんだってな」 うつうつとした日々の葛藤を話しだすクリス 「グラスを持っても、うまく飲めない。トマトのことをレモンと言ったりしてしまうんだ・・」 そして、数日後同じバーでラブリーと名乗る女に出会うクリス 「アイスホッケーのあなたの大ファンだった、私追っかけしてたのよ」 なくしてしまった、友人と恋人 それが再び人生に戻って来たのかもしれない、 なかなか前に進めなかった人生に再び生き甲斐を感じ始めるクリス でも、それはゲイリー達の銀行襲撃計画へクリスを引き込む為の罠だった。。。 って、ストーリーを聞いても DVDのパッケージの感じや、公式サイトのデザインなんかも いかにもなクライムアクション!!!って感じになってますが 断言します! アクションものとか、サスペンススリラーとか思って観たら失望します。はい。 ストーリーはよくできてるし、役者もいいし でも、ジョセフのおかげで(つかジョセフのせいで) すごく繊細な心理描写ものになってるのがいい 後半は撃ち合いもあるし、かなりハラハラもしますが 基本はクリスが人生とどう向き合っていくかのブレイクスルーストーリーになってます。 ラストシーンもそう思えば納得がいくし、よい終わり方だと思う。 自分を認めて、前に進む、前に進む、前に進む、 うんうん・・・ んで、肝心のジョセフくんがいいのだ〜。 だれかがヒース・レジャーに似てるね、と言っていたけど 確かにちょっと似てる でも、ヒースをより繊細にして、屈折させた感じ、かな。 ヒースの持ってた、健康そうなイメージは薄いです。 何度も言いますが、彼、いいです!
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11:17 AM |
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2008,04,21, Monday
いまさら〜〜〜、なんやけど。
好きなんですよ、マジで、この映画。 特にラストシーン! 私的大好きなラストシーンNO1は20年前からいまだにこの映画で、 20年間まだこれを超えるものに出会っていません。 良質なSF小説の読後感に似てませんか? たとえば「夏の扉」とか・・・ なつかしくて、さみしくて、そして、始まりの予感がして・・・ 封切りに誰と映画館に行ったかはすっかり忘れましたが とにかくシュワルツネッガーのターミネーターが楽しくて、 大ファンになってしまいました。 死んだぁ!と思うたびに生き返るのが心底うれしくって、 若かったので、あたりかまわずぎゃはぎゃは!!!騒ぎまくったことを覚えています。 今考えると、なんてはた迷惑な若者だったんだろう。。。 そして、さんざん騒いだ後のあのラストシーン、、、 リンダ・ハミルトンのあの横顔が、やっぱりわたしにも永遠に見えたものでした。 ここへくるために、今までのドタバタはすべてあったんだぁ、って。 今でも、テレビなんかで放送されると よーく知ってる映画なのに あのラスト見たさについつい最後までチャンネルを変えられないんですよね。
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09:39 PM |
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2008,03,01, Saturday
今日は月1の映画の日。
あゆみちゃんと「アメリカン・ギャングスター」見てきました。 よくもわるくも、ハリウッド!、大作!、スターいっぱい!みたいな映画だった。 私はええ男が(デンゼル・ワシントン&ラッセル・クロウ)がおなかいっぱい楽しめて、満足でしたがね。 やっぱりデンゼル・ワシントン男前やわぁ、アップに耐えること!耐えること! しかし女性の影がまったくない映画だった。 おもしろかったのは、映画が終わるなりあゆみちゃんと二人でテロップ見て「リドリー・スコットやったんや!?」と声を揃えたこと。 調べてないんかい!?ふたりとも! 私的お気に入りは、おいしいとこ取りのキューバ・グッテイング・Jr、絵に描いたような頭悪い黒人ギャングを楽しそうに演じておられました。
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10:59 PM |
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2007,12,22, Saturday
泣いた泣いた!映画館であることを忘れてなきくずれました〜〜〜
いや〜、なんでこの話がこんなにきれいな映画になるんだろう??? アン監督Magicなんでしょうか? この映画すきです! この映画の中に住みたいくらい、映画の中に流れている時間が好き。 かなり前からヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールは私的注目の俳優さんで、 二人のどちらかが出てるビデオはわたしのなかで必見なのです。 本当にいい俳優さんです。 男二人の恋愛映画ということで、アレルギー的な物を感じる方もいるかもしれないけど、本当に普通の美しいラブストーリーなのがすごい! 二人が男同士ということは、映画のストーリー展開にもちろんすごく重要なことなんだけど、それがこの映画の良さを何一つ損なっていないです。 すごく好きなシーンが3つ・・・ 山での出来事の後、二人は今度はいつ会う?などと約束をしないで、なにげなく別れていくんですが、その直後にイニスは路地に座り込んでしまいます。 これって、きっと訳わからないまま(つまりイニスの中ではジャックに恋してることが消化しきれてないまま)別れていくことに対して体とか心とかが反応してしまってるんだと思うんです。絶対に離れてなんて生きられない、そんな運命的な恋に落ちてしまっているのに、ただ男同士だからと言うだけで自分でも認められないイニスの混乱状態がよく出ているシーン、すごいです。 もう一つ、4年ぶりにジャックが訪ねて来るシーン、久しぶりに会ったジャックに思わず激しく口づけしてしまうイニス、もうなんか、あ〜もう!そんな勢いでキスしたら歯あたるぞ!痛いぞ!みたいなKissで、気持ちがわかりすぎて思わず笑っちゃったんですが、そこを奥さんに目撃されてしまうんですよね。男同士とかそんなの関係なく、恋ってこうよ!ってとても気持ちよくあらわしてくれる、今時こんなにストレートに愛情を表現してるシーンって男女でもそうないと思います。 最後に、なんといってもラストシーン・・・ ジャックが死に、奥さんとも別れて一人でトレイラー暮らしをしているイニス、いつも寡黙で自分の気持ちも語らない。 そんなイニスの部屋のクローゼットの中には、いつかジャックが送ってくれたブロークバックの絵はがきと、あの山で初めて会ったときに着ていた二人のシャツが抱き合うように重ねてハンガーにかけてある・・・ そのシャツを抱きしめて、イニスはそっとつぶやきます「I swear・・・」 私、このラストシーンで初めて、イニスが長いこと苦しんだのは、自分をそしてジャックを許すこと、本当の愛だったと認めるためだったんだ、決して自分を、この愛を否定して苦しんだのじゃないと言うことを理解して、もう号泣してしまったんですが。
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05:49 PM |
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2007,12,21, Friday
期待せず見たわりにはドカンときました。
母親やってる人はきっとなにか感じるところがあると思います。 夢をあきらめないでがんばってる人へのすごい応援歌 ドリュー・バリモア、大好きになっちゃった。 15才で望まない妊娠&結婚をして、高校を中退 子供とドラッグ中毒の夫を抱えながらも 自分の夢である"作家になること"をあきらめずに叶えちゃう女性のお話(実話だそうです)なんですが ちっとも重たくない むしろ笑えちゃうようなシーンが多くて楽しく見れました。 その中に、あぁそうだよねって思える部分もたくさんあって・・・ たとえば、ラストちかくで、どうしようもない父親と再開した息子が父親に心ならずもアドバイスされます。 「女って言うのは、いつでも困った時は助けてくれるもんだ」 「でも、ちゃんと助けてって言わなきゃだめだ」 私、大声で笑っちゃったんですけど、、、これって、きっとこのどうしようもなくだめな父親にとっての心底本当の真実なんでしょう。 そして、一番すきなシーン ドラッグの禁断症状で苦しむ父親の声を息子に聞かせないためにビバリー(ドリュー)が子ブタの歌を歌って踊るシーン なんかね、必死なの、でも笑える あの、人間って、なにかに向かって必死に努力してる時って泣けなくないですか?それがどんなに過酷でつらくても。 それって、泣いちゃうと立ち止まっちゃうからだよね、きっと。 そして、ほっと一息したとき、始めて声をあげられたり、涙を流せたりできる。 この映画のなかでも、ビバリーはつらい決心をする時、大切な物を手放す時、決して泣かないんです。 (親友と一緒のシーンではつまらないことでやたらと泣くんですが) そのへんが、ああ、ドリューって人もこういう人なのかなあ?って思わせられたりしました。 親友のフェイ(ブリタニー・マーフィー)との関係もとっても素敵 私もこんな親友が欲しいなー、ってうらやましくなりました。 そうそう、出てる俳優さんのなかで、私的赤丸は息子(成人後)役のアダム・ガルシアくん! 彼って、ダンサーでもあるそうです、「コヨーテ・アグリー」にもでてましたよね、ナイーブで素朴な感じが◎です。
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11:05 AM |
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