2007,12,02, Sunday
これは原作がすごく好きでした
初めて見たのは封切りだったのでもうずいぶん前です いろいろ、自分なりにつらい時期だったこともあって 最初、トウモロコシ畑から選手が出てきただけでボロボロ泣いてしまったのを覚えています。 たぶんファンタジーと分類されるのでしょうが ファンタジーというだけではいいつくせない人生の真実みたいなものを きれいに、きれいに、描いています 本当に、もしお父さんがまだ生きてたら、ありがとうっていいたいって、心から思いました このころのケビン・コスナーはいいです 偉そうじゃなくて、かわいいところもあって 誠実そうな感じが、いやみなくでてます 奥さん役のエイミー・マディガンがまたよくって こんな奥さんになれるなら、結婚もいいかなあって思ったものでした 物語のエピソードとして、「ライ麦畑でつかまえて」の話が出てきますが なるほど、サリンジャー的世界かもしれません。 映画ではテレンスという作家になっていますが 実は原作では、サリンジャーなんです まあ映画化するにあたっていろいろあったんでしょうけど 映画的には、あんまりマイナスにはなっていないと思います 今年、日本のイチローが大リーグで大活躍したのは記憶に新しいですが あの大リーグ中継を見るにつけ ああ、野球ってアメリカ人のなかにしみこんでるんだなー、って思って この映画の背景をすこーし垣間見た気がしました。 |
2007,12,01, Saturday
やっぱり、一押ししてしまおう!
だいすきな映画です 数え切れないくらい繰り返してみているのですが、そのたびに 「つらくて悲しいこともいっぱいある人生だけど、ちゃんと生きて、ちゃんと愛して、ちゃんと責任をはたして生きて行くことが大切だし、美しいんだよ」っていうメッセージに「ああそうだね」って心をリセットしてもらう気がします。 監督のハルストレム氏や、ディカプリオを初めて知ったのもこの映画でした。 ディカプリオはこの作品でアカデミーにノミネートされていますが、それも当然という名演です 彼が知的障害者という難しい役に取り組んでそれが成功しているというだけでなく アーニーが天使のように無垢に見えることで、この作品は、いろんな意味で救われていると思います。 アーニーがギルバートより背が高いなんてちっともわからないですよね、彼がうまい俳優だという証明です ジョニー・デップは後のインタビューで「この作品を撮った頃、僕は精神的にどん底だった」 というような話をしていますが それもまた、この作品にとってはプラスに働いているのでは? いろんなところで、心温まるとか、静かな愛の、とか表現されている作品ですが 力強い命を描いた映画だと私は思います。 寡黙で、あまり感情を表に出さずに、でも一生懸命最善を尽くして生きているギルバートの 本当は心の中で燃えている感情や愛や生命が ラスト近くの家が炎上するシーンにみごとに集約されています。 このラストシーンの、トレイラーが並んでやってくるのを見ているギルバートとアーニー 冒頭のシーンと同じなのになんて開放感にあふれているんでしょう! とにかく、私の好きなひとがみーんなでてる作品 ジョニー・デップ&ディカプリオ&ジュリエット・ルイス その上、ラッセ・ハルストレム監督ときたら 一押しは当然でしょう。 |
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NAOME tei:: ギルバート・グレイプ(What's eating Gilbert Grape)
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