2007,12,21, Friday
期待せず見たわりにはドカンときました。
母親やってる人はきっとなにか感じるところがあると思います。 夢をあきらめないでがんばってる人へのすごい応援歌 ドリュー・バリモア、大好きになっちゃった。 15才で望まない妊娠&結婚をして、高校を中退 子供とドラッグ中毒の夫を抱えながらも 自分の夢である"作家になること"をあきらめずに叶えちゃう女性のお話(実話だそうです)なんですが ちっとも重たくない むしろ笑えちゃうようなシーンが多くて楽しく見れました。 その中に、あぁそうだよねって思える部分もたくさんあって・・・ たとえば、ラストちかくで、どうしようもない父親と再開した息子が父親に心ならずもアドバイスされます。 「女って言うのは、いつでも困った時は助けてくれるもんだ」 「でも、ちゃんと助けてって言わなきゃだめだ」 私、大声で笑っちゃったんですけど、、、これって、きっとこのどうしようもなくだめな父親にとっての心底本当の真実なんでしょう。 そして、一番すきなシーン ドラッグの禁断症状で苦しむ父親の声を息子に聞かせないためにビバリー(ドリュー)が子ブタの歌を歌って踊るシーン なんかね、必死なの、でも笑える あの、人間って、なにかに向かって必死に努力してる時って泣けなくないですか?それがどんなに過酷でつらくても。 それって、泣いちゃうと立ち止まっちゃうからだよね、きっと。 そして、ほっと一息したとき、始めて声をあげられたり、涙を流せたりできる。 この映画のなかでも、ビバリーはつらい決心をする時、大切な物を手放す時、決して泣かないんです。 (親友と一緒のシーンではつまらないことでやたらと泣くんですが) そのへんが、ああ、ドリューって人もこういう人なのかなあ?って思わせられたりしました。 親友のフェイ(ブリタニー・マーフィー)との関係もとっても素敵 私もこんな親友が欲しいなー、ってうらやましくなりました。 そうそう、出てる俳優さんのなかで、私的赤丸は息子(成人後)役のアダム・ガルシアくん! 彼って、ダンサーでもあるそうです、「コヨーテ・アグリー」にもでてましたよね、ナイーブで素朴な感じが◎です。
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11:05 AM |
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2007,12,20, Thursday
おもしろいですね。
これって、パリのムーラン・ルージュのおはなしなんです。 そのおはなしをハリウッドでオーストラリアの監督が オーストラリア出身のハリウッド女優をつかってつくってしまうんですから。 それはそれとして、 きっと大好き!って言う人と全然!って言う人と完全に分かれるんだろうな とにかく私は大好き!派 監督は「ロミオ+ジュリエット」のバズ・ラーマン監督です 「ロミ+ジュリ」でもそうでしたが この人、人はどうあろうが僕はこれがすきなんだ~~~って映画をつくります。 関係ないけど、お誕生日がわたしと一日違いなんだな、年もいっしょ。 ストーリーはチョー簡単で、 1900年代初頭の退廃に満ちたパリのキャバレー、ムーラン・ルージュで 高級娼婦のサティーンと作家志望の貧乏青年クリスチャンが恋に落ちます。 サティーンのパトロンで クリスチャンの舞台の出資者でもある公爵の目を盗んで密かに進行する二人の愛の行方は!!!みたいな、 よくあるお話なんですが。 そこはバズ監督、もう、これでもか!これでもか!ってほど 豪華で、絢爛で、しかもなんかキッチュな彼の世界をくりひろげてくれます。 また、サティーン役のニコール・キッドマンがお人形さんかと思う程美しいの。。。 私、おもわずDVDをスチルかけて見とれてしまいました。 彼女に恋する作家のクリスチャンはユアン・マクレガー、 私この人すきですー、 いかにも役者ばか(失礼)って感じでしょ? これほどどんな役でもいやがらず、しかも熱く演じる人って知りません。 ここでは、いい役ですけど。 ほんと、とんでもなくたくさんの映画にさまざまな役で出てますよねー。 そうそう。 これ、ミュージカルなんです 20世紀の名曲特集か?!ってくらいいろんな曲がでてきます。 マドンナでしょ、ビートルズでしょ、エルトン・ジョンのユア・ソングなんかさいこーです (ユアンって歌うまい!) 圧巻は後半のピークに歌われるクイーンのショー・マスト・ゴーオン!!! 鳥肌たってしまいましたよ。 ちょっと舞台を見てる感覚のこの映画 あれこれ考えず、どっぷりひたってください。 |
2007,12,19, Wednesday
男の子がバレエする映画?んん?と思ってる方がいたら
だめだめ、必見です! ジェイミー・ベルくん、赤丸つけといてまちがいないです。 男の子がバレエをする映画だからって 彼はけっしてなよなよした男の子じゃなくて まるで体操の技に挑戦するようにバレエに取り組んでどんどん上達していきます。 ビリーが踊るシーンは随所に出てきますが どれもすごくすてき ちょっとむかしのアステアとかそんな感じです けっして、すごく幸せじゃない毎日を 周囲の無理解のなかで、おばあちゃんの世話をしながら けなげにいきてるビリーが でも、踊っているときは自分の鼓動と音楽の中で ほほをまっかにして全身で踊る喜びを表してる。 少年役のジェイミー・ベルくんがいいです! ちょっと難しい顔してることが多いんですがその顔がなんともいえずかわいい 11歳の設定ですが本当は撮影時13歳だったとか なるほど、「先生僕に気があるの?」 などという台詞も妙なリアル感でちょっと少年越えてるかなーって感じ でもそこがまた、いいのよ! これイギリスの炭坑事情なども描かれているのでけっして楽しい楽しい作品じゃないのですが、、、 お父さんは、最初「男はボクシングかフットボールでもやれ!」 といって認めてくれませんし また、家族をとりまく状況もけっして明るくなくて 結局ビリーの夢を応援すると決めたお父さんが ストやぶりを決行して お兄さんのトミーの腕の中で 「あいつは若いんだ、俺と違って若いんだよ」 といいながら泣き崩れるシーンなどは涙なしでは見れません でも、どうしてかな? 全体が暗くありません。 きっと、ストーリーを動かして行くのがビリーの夢みる力だからなのかもしれない ポップなBGMも手伝ってか、カラリと明るい仕上がりです。 ラストシーン ああー、劇場で見たかった~! とめずらしく悔しく思いました。 みにくいアヒルの子がみごとな白鳥になって、すばらしい飛翔をみせます もう号泣! でも、号泣しながら、すごーく元気になってる自分がいました。 夢見ることのすてきさ、夢を叶えるための努力と、本当に好きならそれを辛いと思わない強さ 夢見るって、力技だねえ 私は年をとってしまったのかもしれないなあ |
2007,12,18, Tuesday
去年の夏に封切りで観ました。
ビデオ探してるんだけど、でてないのかしら? てことで、一回きりの鑑賞記です、うろ覚えなところがあったらごめんなさい。 アポロ13号の月着陸って、私はかすかにしか覚えてないんですが 父や母が「すごいすごい!」って言ってたのはかすかに覚えてて でも、あのお空のお月さんに今人が立ってるんだよっていわれてもなんだかピンとこなくて。。。 最近、TV放送が50周年ということで、NHKで何度も月着陸のシーンが流れましたよね。 あの映像を中継していたのが実はオーストラリアの片田舎の町だったなんて全然知りませんでした。 ほら、月って地球の周りをぐるぐるまわっているから たまたま着陸のときには南半球向きだったらしい で、その衛星波を受けられるパラボラが南半球にはその町にしかなかったそうなんです 人類最初の宇宙からの中継を我が町から行うことになった人々の 涙と笑いがなんともほっこりと描かれていきます。 我が町から中継が行われるということで 有頂天になっちゃう町長さんや 片田舎だからといえ 南半球で唯一の巨大パラボラを本当に誇りに思ってそこで働いている職員の人たち そんな人々がやっぱりそれぞれ物語をもっていて。。。 でも、やっぱりこの映画の主役は巨大なパラボラアンテナでしょう オーストラリアの牧羊地に静かに座っているパラボラアンテナが 月に向かって首をまわすのは まるで、地球が宇宙に向かって静かに耳を傾けているようでした。 出てくる人々も、受信が上手く行ったからと行ってハイファイブをしたりはしないんですよね。 しみじみと、物語の人達とお知り合いになって、一緒に喜んで涙しました。 |
2007,12,17, Monday
監督が、「バニラ、スカイ」「あの頃、ペニーレインと」のキャメロン・クロウです
「あの頃、ペニーレインと」でも 「人と人は信じあえるよ、一生懸命は報われるよ。」 って語ってくれたこの監督ですが この作品もやっぱりそう、観賞後のさわやかさはピカイチです。 自分のなかで、お気に入り、っておいておきたい作品 トム・クルーズってなんだか好きになれない人で なにをみても演技過剰なんですが(ファンの方ごめんなさいね) ここでも演技過剰、なんだけど、彼が演ってることでいろんな意味が生じてるからいいかあと思います 素敵なのはレニー・ゼルウィガーです 大抜てきだったそうですが、堂々と普通の女の子を演じてます 「ブリジット・ジョーンズの日記」もすごくよかったですよね 毎日を自分なりに一生懸命生きてて、ちゃんと自分で選択して より良く生きようって努力してる人をやらせたらすごくいい (でも、たくさんドジもするし、夢見がちでそこでつまずいちゃったもします) エージェントという職業って このごろ、サッカーの中田選手の移籍だとかで、やっと日本でもメジャーになってきましたが 有名な運動選手やその他芸能人なんかのマネージメントから売り込みや付き添いなんかまで 契約をすべて引き受けて代わりに代行する人のことです・・・たぶん 自分が受け持っていたアメフトの選手が怪我をしたのをきっかけに 大手の乱暴なエージェント制に疑問を感じてしまったトム・クルーズが 勢いで「選手のためのエージェントになろう!」という意見書を社内に配ってしまったために 職を失い、婚約者も、ほとんどのクライアントも失ってしまう。 彼に残ったのは、ハートは熱いけど成績はパッとしない黒人のアメフト選手と 意見書に感激して無謀にも彼と一緒に仕事を辞めてしまったバツイチ子持ち女(レニー・ゼルウィガー)だけ エリートで何不自由なく、仕事でも大成功していた男が やってきたことに疑問を感じたとき、いままでつきあってきた人々が 本当はうわべだけのつきあいで、人間としてだれとも向き合っていなかったことに気付いていく。 たった一人残ったクライアントを演じてるキューバグッティングJr(アカデミーの助演をとりましたね) がズカズカと心の中まではいってきて トム・クルーズに思わず本音をポロッとださせるシーンなんかすごく秀逸だと思います。 嫌な気分にさせずに、本音をいわせちゃう感じがさわやかさを感じさせるゆえんなのかなあ? ビジネスもファミリーも恋愛も、人と人だよね、ちゃんと向き合おう!って教えてくれる。 笑いもところどころで飽きずに2時間20分を楽しめます。 好きなシーンは ラスト近く レニーをとりもどすためにトムがことばをつくして説得しようとします 「You complete me」 「君が僕を完全にするんだ」 (N訳があってるかは???ですが、私は子供に対してよくこう思います、足りないところを補ってくれる存在。。。) そして、この言葉にレニーがなんて返すかと言うと 「Shut up! You had me from hello」 「もうだまって!あなたはとっくに私を手に入れてるわ、Helloって言ったときから」(N訳は???) なんとも、憎い返し方ですね。 あ、そうそう、この作品、レニーの子供役の男の子がすんごーくかわいいです あのスチュワートリトルのお兄ちゃん役をやってた子です、みてるだけでなごめる顔(笑)必見です |