2007,12,22, Saturday
泣いた泣いた!映画館であることを忘れてなきくずれました〜〜〜
いや〜、なんでこの話がこんなにきれいな映画になるんだろう??? アン監督Magicなんでしょうか? この映画すきです! この映画の中に住みたいくらい、映画の中に流れている時間が好き。 かなり前からヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールは私的注目の俳優さんで、 二人のどちらかが出てるビデオはわたしのなかで必見なのです。 本当にいい俳優さんです。 男二人の恋愛映画ということで、アレルギー的な物を感じる方もいるかもしれないけど、本当に普通の美しいラブストーリーなのがすごい! 二人が男同士ということは、映画のストーリー展開にもちろんすごく重要なことなんだけど、それがこの映画の良さを何一つ損なっていないです。 すごく好きなシーンが3つ・・・ 山での出来事の後、二人は今度はいつ会う?などと約束をしないで、なにげなく別れていくんですが、その直後にイニスは路地に座り込んでしまいます。 これって、きっと訳わからないまま(つまりイニスの中ではジャックに恋してることが消化しきれてないまま)別れていくことに対して体とか心とかが反応してしまってるんだと思うんです。絶対に離れてなんて生きられない、そんな運命的な恋に落ちてしまっているのに、ただ男同士だからと言うだけで自分でも認められないイニスの混乱状態がよく出ているシーン、すごいです。 もう一つ、4年ぶりにジャックが訪ねて来るシーン、久しぶりに会ったジャックに思わず激しく口づけしてしまうイニス、もうなんか、あ〜もう!そんな勢いでキスしたら歯あたるぞ!痛いぞ!みたいなKissで、気持ちがわかりすぎて思わず笑っちゃったんですが、そこを奥さんに目撃されてしまうんですよね。男同士とかそんなの関係なく、恋ってこうよ!ってとても気持ちよくあらわしてくれる、今時こんなにストレートに愛情を表現してるシーンって男女でもそうないと思います。 最後に、なんといってもラストシーン・・・ ジャックが死に、奥さんとも別れて一人でトレイラー暮らしをしているイニス、いつも寡黙で自分の気持ちも語らない。 そんなイニスの部屋のクローゼットの中には、いつかジャックが送ってくれたブロークバックの絵はがきと、あの山で初めて会ったときに着ていた二人のシャツが抱き合うように重ねてハンガーにかけてある・・・ そのシャツを抱きしめて、イニスはそっとつぶやきます「I swear・・・」 私、このラストシーンで初めて、イニスが長いこと苦しんだのは、自分をそしてジャックを許すこと、本当の愛だったと認めるためだったんだ、決して自分を、この愛を否定して苦しんだのじゃないと言うことを理解して、もう号泣してしまったんですが。
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05:49 PM |
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